【第22号】職人技は不要!正確なゼロ調整を誰でも

デジタル水準器メーカー(株)AnyDesignの社長、梶木が「測定にまつわるアイデア」をお伝えするメルマガのバックナンバーです。

【第22号】職人技は不要!正確なゼロ調整を 誰でも

精密水準器のゼロ調整は本当に厄介です。

180度反転を繰り返しながら、正方向と逆方向で
同一の測定値になる様に調整します。


言葉ではこれだけですが、1目盛が0.02mm/mの精密水準器で
±0.1目盛以内に調整するのは職人技が必要になります。

0.1目盛では0.002mm/mを測定しています。1メートル先で2ミクロンです。

それにゼロ調整ねじは本当にクリティカルで0.1目盛の調整は
息を殺すような作業になります。

調整のコツは
180度反転するたびに全く同じ位置になる様にするのと
水準器は持ち上げず、その場で滑らせるようにすることです。

もちろん、ゼロがズレていると下駄を履いたようにその分、
全測定値がズレてしまいます。
だから正確な測定をするには、正確なゼロ位置の調整が絶対に必要です。

この面倒で人によって作業バラツキの出る作業を
何とか簡単にしたい!

↓ ↓ ↓

180度反転の正方向と逆方向の値を覚えてゼロのズレを計算し、
その分を自動補正します。ゼロ調整は、ほぼほぼでOKです。

計りの風袋(ふうたい)引きをする。のと同じです。

おおよそのゼロ調整なら簡単です。その後の緻密な調整は不要です。

この正方向と逆方向の値は何度でも再セットできます。
だから再現性を確認し、正確なゼロ補正ができます


作業する面は多少傾いていてもOKです。

LevelManの正確なゼロ補正:SelfZero
誰でも簡単。誰でも正確。を実現できます。

SelfZero機能は、付属・無線アプリ(無償)についています。
デモ機、JIMTOFでどうぞ試しください。

次回は「これ便利!目盛感度切換え」について
お伝えします。

2024年11月5~10日まで、東京ビッグサイトにて開催されます、
JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)に出展いたします。

東京ビッグサイト
東7ホール E7118
 

全自動・レベル出し調整装置「AdjustMan」の実稼働デモを予定しています。
どうぞご期待ください。

最後までお読みいただき有難うございました。