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機構、回路、アプリまで「なんでも設計」を表現しております。
日本人による、高精度メカトロ技術の企業です。
精密水準器に限らず、その応用機器、応用システムなども、ご提供しております。
詳細は、会社案内ページをご覧ください。
0.001mm/mの最小表示を意識した、高精度な測定には測定物と本器測定面の温度差を無くすための「温度慣らし」が重要です。
本器の電源は、OFFでかまいません。十分な温度慣らしをしてください。
高精度計測時は測定前に1時間程度の温度慣らしをお勧めします。
被測定物と水準器の温度が異なると、密着している水準器の測定面は、その温度差で歪が発生します。
ADL-4-001など、特に高分解能機種は、その影響を受けます。
10秒程度で使⽤可能です。
0.001mm/mの最小表示ADL-3-001、ADL-4-001、ADL-T5-001など特に⾼分解能機種で⾼精度計測時は10分程度のウォーミングアップをお勧めします。
マンガン、アルカリ、NiMH(ニッケル⽔素)2次電池などがご使⽤できます。
電池での稼働時間と経済性からNiMH電池の900mAh以上をお勧めします。
また、1台に単4電池2本必要です。
Apple社はストアからのご提供のみで端末の位置情報を許諾することが必須です。
本アプリは業務⽤計測器アプリであり現在はサポートしていません。
Androidも、ストアアプリは位置情報を要求されます。
しかし弊社サイトからのダウンロードでご提供可能で、位置情報を取得しないフリーアプリをご提供しております。
(*ただし2023年5月に保守製品に移行し、新規ご提供は終了しました。)
特に運搬後など衝撃が加わった際にはご確認をお勧めします。
ゼロ調整のズレは⽔準器を同⼀場所で180度反転する事で容易に判断できます。180度反転で測定値に⼤きな差がある場合ゼロ調整の確認をお勧めします。
⾼精度計測の基準点です。定期的なご確認をお勧めします。
調整作業前の⼗分な脱脂、清掃はもちろんですが、
・180度反転は出来るだけ正確に同⼀場所で⾏う。
・180度反転は本体を持ち上げず、定盤上で滑らせるように反転させる。
の2点が重要です。
ADL-3-001、ADL-4-001、ADL-T5-001など、特に⾼分解能機種では突き当て冶具などを併⽤すると安定性、再現性、作業性が向上します。
それぞれ、測定の基準となるゼロ位置の設定です。
ゼロの誤差はそのまま測定誤差となりますので正確なゼロ設定が重要です。
アプリのセルフゼロは、本体の六角レンチで行う物理的なゼロ調整では完全なゼロに調整するのに、時間を要するので、論理的にゼロ補正を行い容易に完全なゼロ設定が容易になる様、ご提供しています。
本体の六角レンチで行うゼロ調整は、上記のセルフゼロを実行する前の手順として、ほぼゼロ位置に調整して頂くものです。またゼロロックネジによる長期安定機構(特許取得済み)もございます。
以上により正確な測定には
・水準器の測定値が180度反転により異なる値となった場合にゼロ設定を確認する。
となります。ゼロ設定の確認頻度に規定は有りません。
水準器は180度反転で容易にゼロ設定のズレと測定対象の傾斜量が得られます。この時、測定値に再現性が無ければゴミはさみ、対象物の表面粗さの影響などが考えられます。これはゼロ設定時も同様です。アプリのセルフゼロは一回だけではなく幾度でも再設定可能です。確実に180度反転で再現性のある値でゼロ設定をお願いします。絶対傾斜量の測定には180度反転による測定値の確認こそが正確な測定に重要です。
相対値計測ではゼロ位置のズレは何ら影響しないのはご承知の通りです。
セルフゼロ機能は測定の基準となるゼロ点を容易に設定する機能です。ゼロ点のみの補正で測定値に対する誤差補正はできません。
20±20℃です。ADL-3シリーズ、ADL-4シリーズ、ADL-T5シリーズは液体を封⼊した高精度気泡管を内蔵しています。そのため⾼温では液体膨張による破裂の恐れがあります。また低温では液体凍結の恐れがあります。
そのため、車内の放置をしないこと、また航空機においては、機内持ち込みをお願い致します。
テクニカルマニュアルをご請求ください。(利⽤者登録と秘密保持への同意が必要です。)
専用タブレットはWindows11タブレット(サーフェイスGO3相当)本体に付属・無線アプリケーションを入れたものです。お手元のPC(Win11)本体でも付属・無線アプリケーションは動きます。最新バージョンは無償でダウンロードもできます。専用タブレットは作業現場向け専用にお使い頂く端末としてご利用ください。
オプションで、非磁性のデジタル水準器をご提供することができます。
また、非磁性体のアルミ、ステンレス等の測定ベースもご用意しております。
ご要望をお聞かせください。
ベース底面が平状態や、寸法がW200mmのベースはご提供可能です。
ただし、水準器としてご使用はお勧めできません。水準器の測定では測定相手との接触位置が毎回同一となる事が重要で、これにより測定値の再現性を得ています。全面が平面ですと測定対象の微細な表面粗さや、微細なゴミはさみなどにより測定値は安定せず、測定の基本であるゼロ調整すら不可能になります。W200の4隅が毎回設置するようにすると最も再現性の良い安定した測定ができます。是非、相手との設置場所が毎回同一となる事を前提に測定ベースの底面形状をご検討ください。
弊社にご返送されるのがお勧めです。
タイ国内の校正事業者様でも基本は目視型と同じなので校正を受託頂ける可能性はございます。弊社デジタル水準器の型番により最小測定値が0.001[mm/m]の製品もございますので、校正可能かお問い合わせをされては如何でしょうか。
弊社での校正では「再リニアライズ」を必ず行う、というメリットがございます。傾斜センサーとして目視型同様気泡管を採用しております。この気泡管は1本ごとに異なる測定誤差がありますしその他部品の誤差もございます。それらによる測定値の誤差をデジタル処理により補正し、より高精度にするのがリニアライズです。よって校正時の再リニアライズで経時変化等による全ての誤差分は再度新たな補正により新品時同様に高精度化されます。
気泡の長さ変化を補償するために弊社デジタル水準器は気泡の両端位置を読み取りその中心位置を算出し、これを基に傾斜量を演算しています。よって原理的に気泡の長さ変化は測定値に影響しません。
上記とは別に気泡長さが変化するのは温度変化が主要因です。温度変化は気泡の長さ以外に測定対象物、水準器の各部品も温度変化による歪みが発生している事になります。よって、測定時の温度を把握する事でより正確な測定値が得られます。
測定中の温度変化は上記のように測定対象物の変化も有るので十分ご注意ください。弊社のデジタル水準器は温度データも参考値として出力しています。測定中の温度変化の参考としてご利用ください。
丸物の頂点合せは目視型では確かにご案内の手法で頂点合せを行っています。デジタル型では頂点付近で微動させて最も大きな傾斜値となった場所が頂点となります。測定分解能が細かく、数値で解るので容易に判定できます。
むしろ、V溝と対象物の接触点バラツキによる測定バラツキが大きくなり測定値の信頼性が落ちます。特に対象物の外寸が大きくなるとV溝のエッジが対象物との接触点になりますがこの場所は面取り加工部で機械精度が落ちます。
水準器メーカ各社ともこのV溝エッジが接する使用はお勧めしておりませんが、実態として多くはこのご使用法となっています。
ゼロ点のバラツキとなりますので、アプリのセルフゼロにより、再現性を十分確認したゼロ設定をし、更に180度反転による測定で再現性確認をお勧めします。
CalibManの校正を行うには、長さ(高さ)のトレーサビリティが取れた校正機関である事が必須条件で、それには、温度変化による誤差排除と地盤の微細な揺れによる誤差排除が必要です。更に、作業者の体温輻射による誤差排除など、高度な作業が要求されます。そのため設備として基準温度である20℃に厳密に管理された測定室と、建物とは別に当該測定室専用の基礎地盤が必要になります。その環境にて高度な測定が可能な作業員により校正の測定を実施する事になります。
よって、現時点でCalibManの校正は唯一、JCSS認定の公的機関である東京都立産業技術研究センターが校正可能な機関となります。
基準器であるリニアゲージの校正はメーカーの(株)ミツトヨ様でも可能です。
0.1[μm]分解能の長さ校正なのでJQAなど校正専門機関でも校正可能です。
CalibManとしての校正は、弊社にご用命ください。
校正間隔はその測定器使用者が決めます。
自社製品の品質管理に伴う測定器の管理であり、法的な規制はございません。
一般的には、その測定器が可動部を持つ、使用頻度が高い、その測定値が重要、などの機器(例えばリニアゲージなど)は短期間とされ、毎年校正が多いようです。
一方その構造から経年変化が見込まれない機器、例えばCalibManの傾斜台の追従性証明などは、5年毎など多年毎の校正が多いようです。