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LevelManは、JIS精密水準器と同様の気泡管を内蔵し、気泡の「位置」を人間の眼の代わりに密着型画像センサーで読み取り、デジタル化します。
すなわち、気泡管がセンシングデバイスになります。
このため、従来と同じアナログ水準器の使い方でデジタルデータが得られます。
さらに、独自のリニアライズ機能によって、JIS A級以上の高精度に校正され、出荷されます。(特許取得済)
密着画像センサーと気泡管
LevelManは内蔵した気泡管の気泡エッジの位置を密着型画像センサーで読み取り、気泡中心位置を演算します。
温度変化で気泡の大きさは変わります。しかし気泡の中心位置は、いつも真上で変化しません。
密着型画像センサーに温度変化はありません。
アナログ水準器を目視で読み取る高精度計測では気泡両端の位置を目盛で読むため、気泡の大きさを基準目盛と同じに調整する気泡室があり、調整する必要があります。
気泡管や本体機構のバラツキは全数キャリブレーション作業により吸収、リニアライズされ高精度化されます。
可動部品はありません。堅牢です。
ゼロ調整部(Zero Adj)も、その構成部品は一方向に、常時、安定的に押さえられています。(特許出願中)
無線はUSB-AのBluetooth4.0送信ドングルから、有線はUSB-Cから常時データ出力しています。
Windows11では仮想COMポートとしてシリアル通信が可能です。USBからの電源供給も可能です。
無線はUSB-Aに差し込むBluetooth用ドングルにより海外での使用にも対応可能です。
ただし、海外での無線機能を使用される場合は、必ず当該国の電波法に適合したBluetoothドングル(日本の技適適合ドングルに相当)をお使い下さい。
Bluetooth4.0で同時接続数に制限はありません。
複数のLevelManによる同時計測が可能です。
など、デジタルならではの、IoT用途として品質管理、トレーサビリティにご利用頂いております。
無償の付属・無線アプリケーション (Windows11)により、リモートで測定ができます。
本アプリでは、本体2台、すなわち2カ所までの同時測定と、各10個のデータロギングが可能です。
同時に多数のタブレットなどで同一データを受信、表示できます。
このため、多人数での同時作業、作業者と監督者での同時データ共有を可能にし、作業工数の低減に大きな貢献の実績があります。
フリーのターミナルソフト(テラタームなど)でデータ取得ができます。
CSV、JSONなど、貴社の仕様に合わせたログファイルの生成もカスタマイズ可能です。
出力データの公開も可能です。
ログ出力は0.5秒間隔です。
本体の内部温度データです。(数時間の温度慣らしで使用環境の温度と同等になります。)
分解能は0.1℃で、20.0℃は200と10倍し小数値は整数化されています。
電池電圧(単4を2本直列)が2.1V以下になると、バッテリー電圧低下データが生成されます。
テクニカルマニュアルをご請求ください。
*利用者登録と秘密保持へ同意頂くことが必要になります。
CalibManは下記の高性能水準器を自動で校正します。
動作として傾斜支点から500[mm]の位置に傾斜量測定器としてリニアゲージをを配置し、その直近を精密Z軸ステージで微細に上下動することにより校正に指定の傾斜値を設定しています。
一般に測定器の校正は校正対象の機器に対し1桁上の精度が要求されます。
最小測定値=0.001 [mm/m]の校正にあたり、基準測定器として最小測定値=0.0001[mm]のリニアゲージを傾斜支点から500[mm]の位置で傾斜高さ量を測定しています。
よって、校正分解能は0.0002[mm/m]です。(1[m]先で0.2[μm]の高さとなる傾斜)
傾斜支点から1000[mm]の位置で傾斜高さを測定すると校正分解能は0.0001[mm/m]が可能になりますが以下に記載の傾斜追従性を担保する強固な剛性が要求され校正装置としての汎用性は著しく劣ります。
支点から1000[mm]の傾斜台を有する市販品も存在しますが、総重量は数百[kg]となり校正装置そのものの校正は設置以降、極めて困難、高費用となり、水準器の校正装置として汎用性は担保されません。
また、現在までその校正装置そのものの校正を実施できる機関は存在しません。
よって、CalibManでは傾斜支点から500[mm]での傾斜高さとし校正手法も製品開発時点から公的機関(東京都産業技術研究センター)と共同研究により担保しています。