基本原理–高安定、高精度
気泡「位置」をセンシング

LevelManの内部にはJIS精密水準器と同じ気泡管が入っています。
その位置を密着型の画像センサーで読み取っています。
温度変化

温度変化で気泡の大きさは変わります。
しかし気泡の位置はいつも真上で変わりません。
また、画像センサーCIS(Contact Image Sensor)に温度変化はありません。
(アナログ目視の高精度計測では気泡両端の位置を目盛で読むので、気泡の大きさを基準目盛と同じに調整する気泡室があります。)
リニアライズ

元の気泡管や機構のバラツキは全数キャリブレーション作業によりリニアライズされ高精度化されます。
堅牢、高安定
使用部品に可動部品はありません。全ての部品が固定されています。
全方向で堅牢です。
ゼロ調整部も構成部品は一方向に絶えず押さえられています。
特許出願中
Gセンサーも内蔵
気泡センシングは高精度ですが測定範囲が狭くなってしまいます。
レベルマンはGセンサーも内蔵し気泡センシングの測定範囲を超えたら自動でGセンサーに切り替えます。
GセンサーはXY2軸計測

1台のみのご使用時もGセンサーOutはXY2軸の計測データを出力します。
分解能はX軸(Roll角)が0.05[mm/m],Y軸(Pitch角)が0.1[mm/m]です。
GセンサーOutは丸形で表示されます。
簡易的なレベル計測に最適です。
参考:0.05[mm/m]=0.00286[deg]
データOut
無線:Bluetooth4.0と有線:USBから常時データOutしています。無線はUSB-Aに差し込むドングルにより国外使用に対応しています。当該国の技適適合ドングルをお使いください。有線はUSBです。例えばWindows11(10)では仮想COMポートとしてシリアル通信が可能です。もちろんUSBからの電源供給も可能です。
マルチチャンネル受信

Bluetooth4.0で同時接続数に制限はありません。
複数のLevelManから同時計測(複数本体)が可能です。
大型機のレベル調整、組込み監視などデジタルならではのIoT用途として
品質管理、トレーサビリティにご利用頂いております。
フリーアプリでは同時に2チャンネル(2台)の受信が可能です。
マルチ端末受信

同時に多数の端末で同一データを受信し表示できます。
多人数での同時作業、作業者と監督者でのデータ共有にご利用いただいております。
ログデータ
計測は0.5秒間隔です。
Y(Roll角)軸 測定範囲:0.000~±9.999[mm/m]
気泡センシングの測定範囲を超えるとGセンシングデータに自動切換わります。
分解能は気泡センシングが0.001[mm/m](ADL-003-001)、Gセンシングは0.05[mm/m]です。
X軸(Pitch角) 測定範囲:0.1~±9.9[mm/m]
X軸(Pich角)の分解能は0.1[mm/m]です。
本来の目的はV溝を使った丸物の傾斜測定時に水準器本体の頂点設置確認用です。
アナログA級の縦管と同じ用途で、頂点設置データもロギング可能とするものです。
しかし分解能0.1[mm/m]=20[秒角]=0.0057[deg]は大きな傾斜時の2軸データとして
実用性があります。
別途、低感度のデジタル水準器を用意する必要が無く、便利にお使い頂いております。
温度値
本体内部温度データです。
分解能は0.1[℃]で20.0[℃]は200と10倍し小数値は整数化されています。
Lowバッテリー
電池電圧(単42本直列)が2.1[v]以下になるとLowバッテリーアラートデータが出ます。
センシングデバイス
気泡センシングとGセンサーセンシングの識別データです。
気泡センシングの測定範囲境界付近では特に有用です。
出力データフォーマット
テクニカルマニュアルをご請求ください。(利用者登録と秘密保持への同意が必要です。)