精密測定に欠かせないデジタル水準器。
その性能を維持するために「定期校正」は欠かせません。
ところが——
「メーカーに校正を出すと、新品時の精度で戻ってくるんでしょ?」
と誤解されているユーザーが、とても多いのです。
実はこれ、
弊社が校正時に行っている “あるサービス作業” が原因。
今日はその核心部分を少しだけお話しします。
■校正は「誤差を測る」だけ。調整は含まれません
一般的に校正とは、
- 現在どれくらい誤差があるかを確認する
- 規定値から外れていれば、別途「修理・調整」が必要
という、精度確認のみの作業です。
ISで規定された目視式水準器であれば、JQAや校正専門業者でも校正できます。
つまり、
校正=精度が改善される作業ではない
のが本来の姿なのです。

■ でも、LevelManは“新品時の精度”でお返ししています
弊社のLevelManはせっかく校正で誤差が解ったのなら
それを自動補正しましょう。
とリニアライズ処理=精度改善をしているのです。
だからお客様は、
「校正に出したら、なぜか新品レベルになって戻ってきた」
と感じてしまうわけです。
■ ちょっと言いにくいのですが…
本来の意味でいえば、
校正だけで性能が戻ることはありません。
でもLevelManは違います。
誤差を“測るだけ”ではなく、“直す”ところまで一気に実施。
そのため、結果として新品時の性能でお返しできている、というわけです。

