【第57号】事例:ゼロセット1回で大丈夫?数ミクロンが精度を左右した理由

本年もAny Designのメルマガをどうぞよろしくお願いいたします。

年初なので基本の基「ゼロセット」についてお送りします。


 ■ 事例

「レベルは合っているはずなのに、測定値がズレる」

高精度な精密水準器を使っているのに、
なぜか測定結果が安定しない。
そんなご相談をいただくことがあります。


原因として意外と多いのが、
ゼロセットのやり方です。

 ■ ゼロセットは「1回で終わり」にしない


精密水準器はアナログのゼロネジ調整、デジタルの自動補正など
必ず、ゼロセットの機能があります。

定盤上で180度反転させてゼロを合わせますが、
1回確認して完了していませんか?

もしそのとき、
目に見えない数ミクロンの塵(ちり)を挟み込んでいたらどうなるでしょうか。

水準器の測定単位は「1メートル先での傾斜量」。

たとえば、
・測定面の幅:150mm
・挟み込んだ塵:3ミクロン

この条件だけで、0.02[mm/m]のズレが発生します。

せっかく高精度で高価な精密水準器を使っていても、
ゼロがズレたまま測定を続けると、
すべての測定値が“下駄を履いた状態”になってしまいます。

 ■ 大切なのは「ゼロの再現性」

だからこそ、ゼロセットは

  • 滑らせるように180度反転:塵の排出を促す
  • 複数回確認して同じ値が出るか:再現性をチェック

これが、測定精度を守るポイントです。

 ■ 大切なのは「ゼロの再現性」

弊社のセルフゼロ機能は、
正方向・180度反転とも何度でも再設定可能。

ゼロセット

デモ機もご用意しています。

「ゼロが本当に合っている安心感」を、ぜひ現場でお試しください。

【結論】
ゼロセットは「1回で終わり」ではなく、再現性の確認が重要です。

\数ミクロンのズレは、現場では気づけない