【メルマガ第7号】水準器は高さを測る道具?? 

デジタル水準器メーカー(株)AnyDesignの社長、梶木が「測定にまつわるアイデア」をお伝えするメルマガのバックナンバーです。

水準器は高さを測る道具??

精密水準器の単位は [mm/m] です。
これは、1m先でその「高さ」になる傾斜角を表しています。

なんと、傾斜の測定なのに角度そのものではなく高さで表しています

測定は小さな角度なので
例えば 0.1[mm/m]は角度=0.00573度 と角度標記では解り難くなります(図:1)。

図:1

真直度や平面度は高さのバラツキ度合いを示すものです。

レーザー測定が普及していますが、これらの計測には
精密水準器が相変わらず多用されています。

何といっても準備も操作も簡単です。

更にデジタル精密水準器になり、誰でも簡単に正確な測定が
できる様になったのも大きいでしょう。

元々の測定値が1m先の「高さ」なので実際の高さ換算も簡単です。
50cm間隔で計った時は測定値の半分が実際の高さになる。
という具合です(図:2)

測定の間隔を1m当りの割合にすれば良いだけです。

厳密にはsinθで計算するなどが専門書には記載されています。

精密水準器で測れるのは小さな角度です。
単純に、測定の間隔を1m当りの割合とするだけで充分実用になります。

実は、精密水準器は1m先での「高さ」を測る道具でした。

高さも測れるのLevelMan(レベルマン) のデモ機の無償貸し出しがあります。

是非お試しください。

最後までお読みいただき有難うございました。
次号は2週間後に発行いたします。