【第46号】最小読取値だけで選ぶのは危険!アナログ→デジタル切替時の落とし穴

アナログ水準器(目視型)からデジタル水準器に切り替える際、

「いままでDiv=0.02[mm/m]を使っていたから、

デジタルも最少読取値=0.02を選ぼう」

──この選び方、実は注意が必要です!

これは測定精度に互換性がありません。

ご注意ください!

アナログとデジタルでは「読める精度」が違います

たとえば、


アナログのDiv=0.02[mm/m]は、1目盛で0.02の変化。
熟練者はその1/10目盛(0.002[mm/m])まで読み取ることも可能です。

一方、デジタルの「最少読取値=0.02」は、0.02単位でしか表示されません。
表示は 0.00 → 0.02 → 0.04…というステップで、0.01の変化は読み取れません。

つまり、同じ「0.02」と表記されていても、実際の精度・使い勝手はまったく異なるのです。

アナログDiv=0.02に相当するデジタルモデルは?

弊社では、アナログDiv=0.02(JIS 1種A級)に相当するモデルとして、
LevelMan ADL-T5-002」を推奨しています。

カタログにも「JIS1種A級相当」と明記されていますが、
「1種A級=Div0.02の高精度版」という記載がわかりずらかったようです。

デジタル水準器への切り替え時、「最少読取値だけで判断しない」ことが重要です。

精度互換でお困りの際は、お気軽にご相談ください!

ご不明点などございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。